歯の話

私、小学生ぶりに虫歯治療をしております

友人とお酒を嗜んでいる際

虫歯の話になりました

その友人も定期的に歯医者に行く習慣がなく

歯科助手の彼女に勧められて歯医者へ行くと

5ヵ所の虫歯が発見されたそう

そして日本人が高齢になり歯を失う割合が多いのは

外国と比べて単にメンテナンスをする習慣が

ないからという情報を得たのです

私、ゾッとしました

絶対虫歯あるじゃん、と思いました

虫歯=痛くなるものだと思い込んでいましたので

気にしたこともありませんでした

そして私もその週に

近くて口コミ評価の良い歯医者を予約しました

行きました

虫歯ありました

治療が必要なのが2ヵ所と言われました

１つはその日のうちに治療をしてくれました

細長くてものすごい高音を鳴らす機械で削りました

削っている最中「痛くないですか？」と決まり文句

「へぁ」と答えると

「全然いけちゃいますね」

とムロツヨシ似の先生がおっしゃいました

全然いけちゃいますね とはどういう事だろう

本来痛いはずの部位に差し掛かってるのか

痛みによって治療の範囲が変わってくるのか

その一言により様々な疑問が生まれたのですが

細長くてものすごい高音を鳴らす機械を

口に入れられているので

「へぁ」

としか伝えられません

ほぼ経験がないので比べようがないのですが

多分スピーディで腕のある先生だと思います

「あと4分…これ詰め物までいけるんじゃないかな？」

みたいな事を言っていました

上映前にオシッコいけるんじゃないかな？

みたいに決めるなツッコミを入れたかったのですが

いかんせん

高音を鳴らす機械を口に入れられているので

「へぁ」

としか伝えられません

結局その日は削っただけで

次の予約をして終了しました

次は削った部分の詰め物と

クリーニングでした

詰め物はスムーズに終わり

歯石除去等のクリーニングに取りかかりました

「痛かったら教えてくださいね」と

最初に伝えられたのですが

虫歯治療とうって変わってめちゃめちゃ痛い

そもそも

「痛かったら教えてくださいね」というのは

単純に深追いを止めるのか、方法を変えるのか

痛いことによって問題が見つかるのか

様々な疑問が生まれたのですが

細くて高音の機械を口に入れられているので

「へぁ」

と回答しました

痛かったら教えてくださいどころか

ずっと痛かったので逆に黙っていました

次は2ヵ所目の虫歯治療でした

親知らずの隣の歯が虫歯になっていて

これを治療をするためには

親知らずの抜歯が必要になると言われたので

抜歯をお願いしました

麻酔をしてすぐに抜歯に取りかかってくれました

とてもビビっていた私は

「痛いっすか？」

と問いかけました

「いや…そうでもないと思います

まぁ、絶対ではないですけどね笑」

とムロツヨシ先生

そんなことが聞きたいんじゃない

こちらの聞き方が悪かったのもあろうが

10かゼロかではなく

CoCo壱で言うところの

2辛なのか5辛なのか10辛なのかを

具体的に教えてほしかったのだ

そんな事を考えていたら

なにか細長くて冷たいものを口に入れられました

抜歯って初めての経験でしたが

とってもアナログな抜き方なんですね

目隠しをしていたので

友達がドッキリでやってるんじゃないかと思い

リアクションを3パターンくらい考えていた所

「抜けました」とツヨシが

いつの間に？

と思いました

ドッキリではありませんでした

どうやら小さくて真っ直ぐ生えてきていたので

比較的スムーズに抜けたようです

抜けた歯をみせていただいたのですが

ひまわりの種くらいの大きさで

浅草の黄金のウンコみたいな形をしていました

まだまだ治療は続くのであります