フカブロ

音楽とお笑いとたまに小言をおしゃべりします

トランスジェンダー選手の話

お久しぶりです。

 

今後着目していきたいなあぁと思うような

ニュースや芸能、スポーツ選手などが

少なくとも半年に1人くらいは現れます

 

今気になるのが

オリンピック初のトランスジェンダー選手となる

ニュージーランドのローレルハバードさん(43)

重量挙げの選手です

 

ハバード選手は、男性として出生し、

10代の頃から重量挙げの選手として活躍。

男子の国内ジュニア記録を獲得しながらも、

性別への違和感から20代で引退。その後、

2012年に性別適合手術を受け、女性となりました。

30代後半になって女性として競技を再開。

初のトランスジェンダー選手として大会に出場し、

活躍を続けるも、優秀な成績を収める彼女は

常に批判の対象となっています。

 

というね

この方がオリンピック出場を内定したことをきっかけで

賛否おもに否の声が挙がってますよというヤツです。

 

これ大会の規定的には全く問題のない話で

男性ホルモンのテストステロン値が1

2か月間一定以下なら女性として出場する権利を

与えるよと五輪委員会は定めているみたい

 

この方はこの基準をクリアして出場資格を得たわけです

 

では、具体的にどういった点で批判を集めているのか

 

簡単にいうと性自覚が女だからといって

男の身体で育ってんだから

女の競技にでるのは不公平じゃね?といったところです

 

専門家からは、

男性として成長した選手の身体的優位性を

軽減する効果はほとんどないとの

厳しい指摘も出ている。

 

要は性別適合手術を受けたからといって

男性的な身体能力は軽減されませんよ

という事のようです

 

ということなので、まぁ、有利なのは

間違いないのかな、と個人的には思っております

 

重量挙げという男女で記録の差がモロに出る競技

だからこその批判で、これが射撃や馬術なんかだったら

否定的な意見も少なかったんじゃないかと思います

 

し、これが男性から女性だったら

むしろ称賛の声が挙がっていたと思います。

 

じゃあこの人はどれくらいの記録を残しているの?

というところなんですが

男性選手として活動していた頃は

大きなタイトルは取っていないようです

 

性別適合手術を受けた後、世界選手権で

2017年に銀メダル、2019年に金メダルを獲得

 

他の選手とどれくらい差があるかというと

2位の選手と7㎏の差で優勝しているそうです

 

7kgって重量挙げとしては全然大差ないよね…

でも43歳っていう年齢を考えると

全盛ではないだろうし…

 

30kg差とか言ってくれれば

そらダメだろとも思えたんだけどなぁ

判断材料としては非常に微妙な記録ですね…

 

これまで批判の声と言ってきましたが、

これはハバードさんに対するものでなく

大会組織委員会に対するものが多いと思います。

 

そして行き着く先が

新しいルールを作るべきじゃね?

といったところです

 

組織委員会からするとんな事はわかってるよ

といった感じなんでしょうが、

いざ考えてみると競技自体も多種多様だし

それに加えてトランスジェンダーの方も

色々なタイプがいます。

男性とはいえ女性的な特徴が多く出ている人もいれば

全く出ない人もいる。

 

これを例えば数値化して基準を設けて

競技ごとに線引きをしていくというのは

 

無理じゃない?と思います。

 

現時点ではそのテストステロンの値を基に

出場を認めるか、認めないか

ゼロか100かの二択になってしまていて

当然、ジェンダーの多様性を受け入れる昨今としては

認めないわけにはいかないよなぁ、と

 

現時点としては問題を先送りにしているだけ

なのではと個人的には思っております。

 

トランスジェンダーの選手は

批判や変なレッテルを貼られながら

今後しばらく競技してゆくことになると思う。

 

で、極端なようで一番現実的な策は

パラリンピックならぬ

トラリンピックを作ることです

 

ないしはオリンピックの中に

トラ男、トラ女部門を作ることです

 

今やクラスに一人はLGBTの方がいるって

いいますでしょ?

 

競技人口としては決して少なくないと思うんですね

 

性自覚に悩んでスポーツ辞めちゃう人も

少なくなると思うし

性別適合手術を受けるきっかけにもなって

いいと思うんです

 

個人的には格闘技なんかは見てみたいですね

 

このハバードさんの出場をきっかけに

スポーツ界のジェンダーのあり方も

変わってくると思います。

 

そして個人的にはハバードさんを支持します。

 

鬼の身体を持って産まれてヒトとして育って

やがて戸籍としてもヒトとなって

さぁ、ヒトの運動会に出るぞと言った矢先

「お前は鬼の身体なんだから

鬼が島の運動会にでろよ」

と批判されているのと同じです

 

まるで泣いた赤鬼です(違います)

 

この人の立場になってみると

とても心が痛くなるのと同時に

気持ちが強い人だな~と感心します

 

そしてその他の女性選手も

たくさん思うことはおると思うんですが

 

その昔

イーストブルーの小さな町でカバジを倒して

「おれ、マジ強いんじゃね?」

と思っていた矢先

鷹の目のミホークと出会いボコボコにされた

ロロノアゾロという人がいましたが

 

「イヤ、元王下七武海とかズルいっしょ」

と彼は言いませんでした

 

圧倒的な力の差があると分かったうえで

勝つために勝負を仕掛けたのです

 

それと同じです(違います)

 

他の女子選手達はミホークを倒すつもりで

向かっていってほしいし、

それによって競技全体がレベルアップして行ければ

それが一番ステキな話じゃないでしょうか

 

後半間違った例えしかしていませんが、

今後このローレルハバードさんの動向を

気にしていきたいと思います。

 

それでは